東葛病院の医局は、緊急アピール「命を守ることと、戦争に反対することは一体だ!私達医師は、戦争法案(安全保障関連法案)に反対です」を決議しました。

緊急アピール 

命を守ることと、戦争に反対することは一体だ!

私たち医師は、戦争法案(安全保障関連法案)に反対です

2015年6月17日

東葛病院 医局一同

 

現在、国会では安全保障関連法案が審議されています。

この法案は、自衛隊を海外の戦争に派兵するための戦争法案というべきものです。

国会の審議でわかってきたその内容は、憲法9条に反する違憲立法であること(註①②)、アメリカが始める戦争に自動的に巻き込まれてしまうこと(註③)、過去の日本の戦争を「間違った戦争」といえない政権が推進している危険性(註④)などが明らかになってきました。

また、一括して審議されている関連11法案のなかには、軍事使用できる特定公共施設として、空港、港とともに病院(日赤病院、国立病院、その他の病院)が含まれており、医療分野に大きくかかわる問題となっています。

法案反対の世論が高まってきています(註⑤⑥⑦)。しかし、政府は、6月24日までの会期を延期しても、米国に約束した「今年の夏での成立」に固執しており、予断を許しません。

私たち医師は、命を守る責務を誇りとして働いています。戦争は、わたしたちが日々守ろうとしている命を奪う、最悪の害悪です。これを放置することは、目の前の患者を放置することと同様、医師の存在意義を否定することにつながります。

私たちはこの戦争法案に断固反対します。そして、平和と命を守るために、思想信条の違いを越えて一丸となって力を合わせることを、皆さんに呼びかけるものです。

 

註①:憲法学者のアンケート(朝日新聞)101人の回答で、安保法制案は「憲法違反91人、違憲の疑い8人、合憲2人」

註②:国会参考人 3名全員が違憲と明言

註③:米国が開始したイラク戦争の口実「大量破壊兵器」は米国の「ねつ造」でした。国連決議のないままでアメリカが先制攻撃(グレナダ侵略、リビア爆撃、パナマ侵略、ベトナム戦争など)。日本政府は、これら米国の戦争に一度も反対したことがありません。

註④:ポツダム宣言(日本の戦争は、「侵略戦争」であり「間違った戦争であった」という内容)を、首相は認めず、読んだこともないと。

註⑤:法案廃棄を求める地方議会の意見書可決(青森県外ヶ浜町、岩手県一戸町、高知県本山町、沖縄県大宜味村)

註⑥:地方各紙が社説・論説で批判(愛媛新聞、琉球新聞、南日本新聞、北海道新聞、東京新聞、福井新聞、信濃毎日新聞、新潟日報、茨城新聞、高知新聞)

註⑦:世論調査 「今国会での法案成立に賛成30%、反対59%」(読売)

*下の画像をクリックするとPDFが開きます医局アピール戦争法案反対決議済