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九条の会・千葉医療者の会(賛同人511名)は7月12日、千葉市内で設立7周年のつどいを開きました。同会は08年4月に発足、その後毎年一度つどいを開いており、結成のつどいから数え今年の企画で8回目となります。今回は「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の鷹巣直美さんが「憲法9条にノーベル平和賞を 憲法9条を守り、活かし、広めるために」と題して講演。すでに今年のノーベル平和賞にノミネートされたことに触れながら、自らがこの活動に取り組んできた経緯などを、一人の母親としての思いを交えながらお話しいただきました。当日は医療関係者や市民の方も含め105名が参加しました。

オープニングでは同会世話人である深沢俊夫慶応大学名誉教授(分子遺伝学)が、自らの戦争と憲法体験を話しました。同氏は2度の千葉空襲、新憲法公布後にあった作文のテーマが新憲法であったこと、などの体験を振り返りながら、「戦争は国民の幸福追求権を根こそぎ奪うもの」「憲法9条だけは無傷の正の遺産として残したい」と淡々と語りかけました。

続いて講演した鷹巣直美さんは、オーストラリア留学時に接した難民の人の話から、ただ巻き添えになっただけの戦争のひどさを痛感したこと、生まれた子どもの可愛らしさと、テレビに映し出された子どもの悲惨さとのギャップを感じたこと、満州の引揚者である祖母の「戦争はいや」のひと言などが、この取り組みの下地となっていることを紹介。そして転機となったのがヨーロッパでの平和維持活動が評価された12年のEUのノーベル平和賞受賞。現在進行形の「過程」の活動が受賞対象になることを知り、翌年1月にノーベル賞委員会に連絡し、合わせてネット署名をスタートさせ5日間で1300人の協力を得られた、と話しました。その後、ノーベル賞委員会から「受賞できるのは個人か団体」である旨の返信が届いたため、「この9条の持ち主は日本国民」との思いに至り、受賞者を日本国民にしたと述べました。

鷹巣さんは、14年、15年とノミネートしていく中で、ネット署名の方法などを工夫しつつ広めてきた経過をたどりながら、「憲法が憲法である限り受賞するまで活動を続けたい」と語り、「当面の課題は安保法制法案の廃案」だ、とも訴えました。

寄せられたアンケートには「子どもたちの生命、全ての人の生命を大切にしたい平和の熱い思いを聞くことができて良かったです」「平和憲法は世界を幸せにするし、本当の宝」「ステキなナママさんのお話が聞けてハッピーです。国際感覚豊かでクリスチャンとしての人間愛あふれる発想ですね」といった感想が寄せられました。

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