7.9安保法制に反対する医療人のリレートーク

「院内集会 7.9安保法制に反対する医療福祉関係者のつどい」に引き続き開かれた医療人によるリレートークの概要を報告します。

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住江会長住江憲勇さん(保団連会長・医師)

安保法制に関連して、六つ指摘したい。一つ目は、日本の戦後史の原点はポツダム宣言受諾だということ。日本は二度と戦争はしない、軍国主義は許さない、それを国際的に約束した。二つ目は、憲法九条について。憲法九条は、戦力不保持、戦争放棄、そして交戦権否認を掲げている。今、安全保障環境の変容論で安保法制が論じられているが、だからこそ、軍事的行動ではなく、徹底的に平和的外交政策で平和を保つことを憲法九条は求めている。三つ目には、今年4月、日米新ガイドラインと安保法制の整合性を確認した上でガイドラインを決定し、安倍首相が米議会で口約束したこと。これは立憲主義の否定だ。4つ目は、「存立危機事態」において集団的自衛権を行使するといっていること。集団的自衛権は他国防衛そのもの。限りなく集団的自衛権の発動につながる。五つ目は「後方支援」について。後方支援すなわち「兵站」は日本の参戦を意味する。六つ目は、アメリカと一体化した武器使用について。政府は、武力行使ではなく武器使用と言っているが、現場では通用しない。

このような安保法制は何としても廃案にするため、皆さんとともに世論を巻き起こして行きたい。

 

中野委員長(医労連)中野千香子さん(医労連委員長・看護師)

医療現場では、一人の命を救うために、大勢の人が力を尽くしている。一人ひとりの命がとても大事にされている。日本は70年間一人の人も殺さずにきた。平和な国を維持してきた。しかし、いったん戦争になってしまえば、一人ひとりのいのちは、枯葉よりも軽く扱われてしまう。そのようなことを推し進める安保法制は絶対に許せない。戦時中たくさんの従軍看護師が命を落とした。そして、兵力を再生産するために強制させられた。二度とそんなことはしたくない。戦争には絶対に協力したくない。戦争法は廃案に。このことを掲げ、医労連は職場決議や大宣伝に取り組んでいく。廃案に向けて共に頑張りたい。

 

 

 

 

板津先生(愛知)板津慶幸さん(愛知・医師)

命をまもる医師として、戦争は絶対に許すことはできない。愛知協会では九条の会と協同して運動を進めている。医師は行動すべきだ、街頭に出ようということで、先月、記者会見と街頭宣伝を行った。若い方の反応がとても良かった。若者の中に危機感が広がっていると感じた。この宣伝行動は新聞にも報道された。その報道を見た親戚から「私たちも地域で頑張っているよ」との電話があった。草の根で運動が広がっている。撤回・廃案にむけては、まだまだ運動を強めていかなくては。皆さんとともに頑張りたい。

 

 

 

 

吉岡先生(兵庫)

吉岡正雄さん(兵庫・歯科医師)

兵庫協会は、憲法違反と指摘される安保関連法案は廃案にと活動している。憲法学者や元内閣法制局長官などが、法案は立憲主義に反する、憲法違反だと発言していることは重大だ。安倍内閣は国会内では多数だが、憲法違反の安保法制を公約にかかげて当選したわけではない。圧倒的多数の国民は今国会での採決に反対している。国民のいのちと健康を守る医師・歯科医師の団体として、戦争する国への道である安保法制を容認できない。安保関連法案は速やかに廃案にすることを求める。共に頑張ろう。

 

 

 

 

 

山田

山田美香さん(静岡・歯科医師)

いったん戦争に巻き込まれると、戦争にかり出されるのは、自衛隊の医官と、日本赤十字社だけではないことを知らない医療従事者が多い。しかし、それは、すでに、自衛隊法百三条1項に「都道府県知事または、防衛大臣又は政令で定める者の要請に基づき、病院、診療所その他政令で定める施設(以下本文中「施設」という。)とある。それは、その地域の病院や診療所の患者をそこから追い出すことである。

また、自衛隊法百三条2項に「また、当該地域内にある医療(中略)を業とする者に対して、当該地域内においてこれらの者が現従事している医療、(中略)の同種の業務で防衛大臣又は政令で定める者が指定したものに従事することを命ずることができる。」となっているので、一般の病院、診療所も戦時医療に巻き込まれることになるので、そうならないためにも、この安保法制を撤回・廃案にする必要がある。皆さん、最後まで頑張りましょう。

 

浦河

浦川修さん(福岡・歯科医師)

安保法制について考えるといても立ってもいられなくなり、患者さんに「明日、休診して、7,9のこの集会に行っても良いですか」と聞いたら、「行っておいでよ」と快諾してくれた。

世論は、日に日に「安保法制反対」の声が増えている。特に、女性の声は、子を生み、育てるということで増えている。戦後70年続いた平和を守るためにも、安保法制は廃案にしましょう。

 

 

 

 

竹崎

竹﨑三立さん(東京・医師)

現在3人(87、88歳)で細々と暮らしていて、戦時中、長崎で被爆した女性を往診しているが、自分たちは何かしたいと思っても、老いて何もできないと言われている。そういう老いた人達の声をどう拾っていくかも、私たち医師の役目である。医師は、患者さんの病気を診るだけでなく、その人の背負っている人生も見ていかなければならない。

夜間診療に運び込まれた患者さんがいたので、その理由を聞いたら、「毎夜、国会に行っています」と言っていた。それほど活動する人とは聞いていなかったので、地域でも、それぞれ頑張っているのが分かった。

 

 

花井

花井透さん(千葉・医師)

 60年前に、私が中学生の時に習った日本国憲法が現在の私の知識です。その先生が、人の命がどれだけ大切か、その当時、なぜ、「戦争反対」と言えなかったのか悔やんでいると言っていたのが、彷彿された。その時、私も、両親に、なぜ「戦争反対」と言えなかったのか尋ねた記憶がある。

私も孫、ひ孫の代に、なぜ「戦争反対」と言えなかったのか言われないように、頑張って阻止していきたい。

 

 

 

 

古田

古田光行さん(大阪・歯科医師)

それぞれの人民同士は仲良く暮らせるが、国と国になると戦争になる。

 

戦争を好む人にとっては、戦争はまたとないチャンスとなるが、われわれ庶民を本当にひどく苦しめるので、もう2度と戦争だけはしたくありません。そのためにも、安保法制を阻止できるまでがんばりたい。

90歳になった。戦時中は、現役兵士として、香港、釜山、上海、旅愁等に行った。

 

 

 

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太田啓子弁護士

弁護士は社会病理の医者と言われる。先ほども訴えたが、この安保法制は、日本が今の法治国家を続けるのか、辞めるのかというような重要な意味を持っている。

この国家病理を変えたい。この集会で色々な話を聞いて、また、希望が持てたので、安保法制を阻止できるまでがんばりたい。

 

 

 

最後に廃案求めコールしました

 

最後に廃案を求めコールしました。