「どのような大義名分があっても戦争は究極的に人殺しです。殺す側殺される側双方の苦渋の体験を経て戦後日本は問題解決の手段としては戦争は禁忌であることを宣言し、国際的な信用を得て国際貢献してきました」(金井郁代さん・神奈川・東芝林間病院歯科口腔外科)からのメッセージ
金井郁代さん(神奈川・東芝林間病院歯科口腔外科)からメッセージをいただきましたので紹介します。
どのような大義名分があっても戦争は究極的に人殺しです。殺す側殺される側双方の苦渋の体験を経て戦後日本は問題解決の手段としては戦争は禁忌であることを宣言し、国際的な信用を得て国際貢献してきました。全ての戦争の背景には経済的な利害関係があります。この20年間に米国の新自由主義の下に経済格差が急速に拡大する中で戦争により格差解消を図ろうとする集団が乱立し、これらの勢力を抑えるために戦争を正当化する考え方が日本の国内でも公言されるようになってきました。物事の本質や真の問題点、根底にある原因を自分に対するものも含めて丹念に地道に追求する努力を回避し、感覚的にに物事を判断し耳心地の良い意見に簡単に流されてしまう昨今の風潮を本当に恐ろしく思います。また己の保身のために口を閉ざす人々が増えてきていることにも危惧の念を感じます。
金井 郁代さん(神奈川・東芝林間病院歯科口腔外科)