「戦争展ふくおか」名義後援拒否問題で福岡市が反核医師の会にお詫び
核戦争に反対する医師の会から投稿です。
福岡市-「戦争展ふくおか」の名義後援拒否問題について続報です。
核戦争に反対する医師の会(略称:反核医師の会)から8月13日付けで福岡市に同問題で抗議を行いましたが、8月17日付けで
福岡市長名で不手際のお詫びと不承諾事由の削除の回答が来ました。
この問題は、「平和のための戦争展ふくおか(8月18日~ アクロス福岡にて展示)」の福岡市が名義後援を展示や運営団体が「政治的」というレッテルを貼り、名義後援拒否したものです。
福岡市長が8月6日に記者会見を開き、「行政ルールに基づき審査したもので何の問題もない」と述べてます。
審査の過程で運営団体の一つである「核戦争防止・核兵器廃絶を求める福岡県医師・歯科医師の会」と「核戦争に反対する医師の会」を誤認し、関係者に確認することもなく一方的に誹謗中傷したものです。
福岡市は、名義後援拒否そのものについては撤回しておりませんが、不承諾事由の1つは削除・修正されました。
核戦争に反対する医師の会の中川武夫氏(医師・代表世話人)は、福岡市からの回答書に対し以下の3点コメントしました。
1、「確認に不十分な点があり」とあるが、極めて遺憾。団体を一方的に誹謗する形となり、行政としてあるまじき行為。
2、「ジョイント企画の企画団体として貴会のお名前があった」とされているが、どのような記述があったかは知らないが、当会は何ら関知しておらず、問い合わせもなかった。きわめて遺憾。
3、また、当会を「政治的団体」と決めつけたことに対し、何らの反省も謝罪もない。極めて遺憾。
当会のホームページを見たとのことだが、当会は、核戦争を防止し、核兵器の廃絶を目指して活動している医師、歯科医師の団体であり、国際的には同様な活動を行っているIPPNWという組織があり、ノーベル平和賞を受賞した団体である。こうした活動を「政治的」と極めつけること自体が、極めて政治的であり、容認できない。