記者会見(2022年12月)と「戦争しない国のために、9条の会・医療者の会2022 年アピール」

9条の会・医療者の会が昨年末(2022年12月19日)におこなった記者会見の録画です。

憲法9条を守れ! 9条の会・医療者の会 記者会見(次第)
日時:2022年12月21日(水)午後2時~3時(予定)
会場:衆議院第2議員会館 地下1階 第2会議室+WEB併用開催
司会:住江憲勇氏(全国保険医団体連合会会長)
参加者(現地):本田宏氏(医療制度研究会副理事長)、宮沢裕夫氏(長野県保険医協会会長)
参加者(WEB):天野恵子氏(静風荘病院特別顧問)、中川武夫氏(中京大学名誉教授)
川嶋みどり氏(日本赤十字看護大学名誉教授)、福島雅典氏(京都大学名誉教授)
増田剛氏(全日本民医連会長)、山内一征氏(元瀬戸旭医師会会長)
開会挨拶(司会の住江憲勇氏)
参加者からのコメント(3分~5分程度)

戦争しない国のために、9条の会・医療者の会2022 年アピール
2022年9月
「九条の会」アピールを支持する医師・医学者の会
(九条の会・医療者の会)
呼びかけ人一同
今年7月に行われた参議院選挙の結果、改憲勢力が衆議院においても参議院においても3
分の2を占める事態となりました。岸田文雄首相は、参議院選挙直後、マスコミへのインタ
ビューに答えて、「(改憲)発議のための『3分の2』結集のために努力を続けて、出来るだ
け早く発議し、国民投票に結び付けていく」と述べています。また、今年の通常国会におい
て、衆院憲法審査会が過去最多の16 回開かれたことも念頭に「久方ぶりに活発な議論が国会
で行われた」「具体的な中身で3分の2が集まらなきゃいけない」と述べ、改憲発議に向けて
与野党で議論を進めていく考えを示しています。今後、改憲に向けた動きの加速が懸念され
ます。
改憲勢力は国会で3分の2以上を占めましたが、だからといって、一直線に改憲にすすむ
という状況ではありません。各党の間には、改憲条項や姿勢に違いがあります。また、多く
の有権者は改憲を望んでいるわけでもありません。
改憲勢力は、ロシアによるウクライナ侵略に乗じて、憲法九条を攻撃し、大幅な軍事費の
増大や「敵基地攻撃」能力の保有を声高に叫び、さらには「核兵器の共有」まですすめよう
としています。しかし、今必要なことは、敵対的な軍事同盟の強化や武力による威嚇ではな
く、「ウクライナ侵略を許さない」「核による威嚇やめよ」の声を広げ、国際世論でロシアに
迫ることです。
2020 年からの新型コロナウイルス感染症の拡大と長く続く不況と国民生活の困難は、深刻
さを増しています。いま政治に求められているのは、憲法を変えることではなく、憲法を生
かして、国民の生命と暮らしを守ることです。
私たちは、2004 年、九条の会の呼びかけに応えて、医療者の会を発足しました。この10 数
年間、医療者の会は、医療者の集まりらしく、九条を守りぬくとともに人間の安全保障とし
ての25 条の実現をともに考える多彩な講演会や行動を全国で実践してきました。この18 年
間で賛同者は4千人を超えています。
医療者九条の会は、「憲法九条を守ろう」「憲法を生かした政治を」という声を広げていく
ことを全国津々浦々で一気に強めることを宣言します。
特に、立憲主義の擁護、「戦争から若者の命を守れ」の視点で、多くの法律家や教師、そし
て若者、さらに日本の憲法九条に共感と期待を寄せる世界の人々との共同の輪を広げます。
全国的な行動が効果的に推進され、賛同をさらにひろげ、1万人の賛同者をめざします。
全国で日々、人の命と健康に関わっている医療・介護職のみなさん。戦争か平和か、日本
は戦後最大の歴史的な岐路に立っています。Peace and Health for all を実現するために、
今ここで発言し、行動しましょう。

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